50万の投資で得られる無限の労働力


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なぜ人は働くのか…


生きるため?義務だから?周囲の影響?お金のため?社会的地位が欲しいから?成長したい?仕事が好きだから?世のため?他人のため?


少なくとも死にたくて働いている変態はいないはずです。


いないよね…?最近の日本人の性癖が無限大過ぎて、言い切れないのがあれですが…



ともかく!本来労働というのは幸福を得るための手段であって、月曜日の朝電車に飛び込むマゾを増やすためにあるんじゃないはずです。



てなわけで、今回は大手広告会社電通の新入社員の過労自殺を機に発覚した、違法残業事件について僕の労働観を交えて話したいと思います。



まず最初に言っておくと、僕はヒモになりたいと周囲に公言している程度には働きたくない気持ちが強いです。


周りに流されて就活を始めてしまい、何かの間違いで得た内定すら、早く取り消されないかとウキウキしている病気持ちです。



だからこそ、上記の事件や似たような事件をニュースで目にする度に、嫌悪感と来年から僕も仲間入りか… という絶望に押し潰されそうです。



さて"労働"という文字を書くだけで、なんだかイライラしてきたので、一度リセットして今回も知らない人のために事件の要点だけ触れていきます。



・先日大手広告会社電通の新入社員が自殺


・原因は違法な残業を強要した事による過労から


・この一件をきっかけに電通は捜査を受けて、検察側は非公開の略式の手続きで、電通を起訴する


・しかし裁判所の判断で正式な裁判が開かれる事に


・その初公判が今日行われ、山本敏博社長は違法な残業だったと認めて謝罪をする


・検察は「利益優先で健康を顧みない姿勢が違法な残業を引き起こした」と指摘し、罰金50万円を求刑する



ざっくりまとめるとこんな感じです。



色々とツッコミ所はあるかと思いますが、僕はまず言いたい。


50万⁉︎ 死人が出ているかつ違法性が認められているにも関わらず、この程度の端金で解決出来てしまうのです。


言ってしまえば最悪50万を払う事を前提に雇えば、使い捨ての奴隷としてその人を拘束する事が可能。


50万で手に入る無限の労働力。



そこに倫理や人情は存在せず、ただひたすらに利益を追う毎日。


満足に取れない睡眠、味がしない食事、ようやく訪れた休日に行動する体力などあるはずもなく…


気付けばまた月曜日。超満員の電車に揺られ、冤罪対策に掴む吊革はなんだかいつもより湿っている。


ふと顔を上げると窓ガラスに映る自分に気がつく。


あれ… 頬を伝う雫。感情が上手くコントロール出来ない。いや、もはや今の自分に感情なんてあるのかとすら思う。


そう私は会社に利益をもたらすために生まれてきたロボット、社会の歯車。


乗り換えの駅だ、降りないと。


次に来る電車に乗ったら会社に着く。

よかった今日も1時間前には出社出来る。


社会人として1時間前出社は当然だよね。


みんな15分前とかに来てるけど、いつまで学生気分なんだろう。


はあ今日も頑張らないと。


頑張る…?何のために?


あれ…自分は何のために頑張ってるの?

そもそも自分は本当に頑張っているの?

頑張ってると思い込んでるだけじゃないの?



あぁもう面倒だ。何も考えずにただ目の前の仕事をこなせばいい。

そうすればとりあえず生きていける。


生きる…?何のために?


ただ漠然とそこにいる事は生きていると言えるの?

そもそも自分は本当に生きているの?

あれ…なんで自分は生きているんだろう



電車が来る… 


今あそこに飛び込んだら全部忘れて楽になれるのかな…

あれ…なんで足が止まらないの

なんで誰も止めてくれないの

なんで…なんで…なんで…なんで…




これが僕の社会人に対するイメージです。


すごく大袈裟に見えるかも知れませんが、実際人身事故(自殺)は月曜日が最も多いらしいので、あながち間違いだと一蹴出来ないのではないでしょうか。



アルバイトですが、一月に28日間、最高18連勤をして以来労働というものに人一倍嫌悪感を抱くようになり、今回は正直あまり面白い記事が書けていないと反省しています。


ですが、今回の一件を通して、僕は少しでも多くの人に逃げる勇気を持って欲しいと思い記事にしました。


プライドで美味い飯は食べられませんよ。


僕からしたらタバコの誘惑に勝てず肺ガンで死ぬ人と、社会の重圧に負けて過労で死ぬ人は等しく馬鹿だと思います。


嫌な事から逃げる勇気を持ってください。



僕の先輩は休みが月に2回あるかどうかという超級のブラック企業を初日で見限って、今すごく充実しています。


何度でも言います。

プライドじゃ飯は食べられませんよ?



てなわけで僕は労働に向かいます…


探さないでください…


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